カテゴリー「■しろやま2号の旅~再び~」の11件の記事

2006.05.08

しろやま2号の旅再び~天のいかづち~

丘の上のテントは夏の夜の嵐に翻弄された。
バケツをぶちまけたという比喩はこのことを言うのだと
思えるようなすさまじい風雨は容赦なく小さなテントを
打ち、漆黒の闇を打ち破る雷鳴がひかり、揺らす。

その雷鳴は近くに迫っていた・・・生きる力を・・・・・・
そのために僕はここにいる・・・・・・僕のパワーがその
事象に打ち勝ってみせる・・・・・・・逃げるということは
すべてを失うということだ・・・・逃げない・・・・・・・・・・

吹き飛ばされそうにゆれるテントのすそを両手で押さえ
必死に絶えていた・・・・・・・・・そのときであった。


目もくらむ光と、すべてのものを砕くような天のいかづちが
落ちた。

だだーーーーーんんんん

その瞬間僕は全身が光となり丘の上から弾き飛ばされるように転がり落ちていった。

落ちたあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

すべての意思は完全に打ち砕かれ僕は丘のしたの波打ち際に
テントに包まれるようにしてしびれて丸まっていた。
われに返ると同時にすさまじい恐怖が全身を貫いた。

風雨は激しく雷鳴はとどろきそこかしこを打った。
天はそのいかづちを意思を示すがごとく岬に打ち続けた。

漆黒の闇の中ずぶぬれの僕は震えながらテントを体に巻いたまま
波打ち際にただ丸まってうづくまっているばかりであった。
そこには足の長い数センチはあろうかという蜘蛛のような生き物が
体中をはいまわっていたがなすすべもなく、なるがまま、風雨雷鳴に
身をまかせづっとづっとうづくまっていた。

長い長い夜であった、雷鳴は少しづつその間隔を長くはしていたが
風雨は果てしなく僕に襲い掛かっていた・・・それはづっと永遠に
続くがごとく僕を打ち続けた・・・・果てしない絶望の時が何時間も何
時間もつづいた・・・・
しびれるような寒さと恐怖の中僕はづっとづっとうづくまり続けた。

光に照らされ僕は目を覚ました。
いつしか風雨は収まり、うづくまったまま僕は寝入っていたのだろう。
くるまったテントからでる。


光り輝くすがすがしい朝が訪れていた・・・鳥がさえずり木々が朝露に
輝き、浜辺の波はさわさわと寄せては返していた・・・・・・・・・

明日 旅に出ようと 思います
生きている唯一の 証は
私の心の中にこそ あるんだと

あーーーー僕はその場に寝転がり朝の光を全身に受けた・・・・・・・・

そのとき天は、あらたなる大冒険への旅立ちを許したもうた・・・・・・・・・・

心から笑うことが 幸せ なんだと
あなたとの出会いでそれを知り そして愛も
明日 旅に出ようと 思います

              しろやま2号のたび再び ~完~

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2006.05.05

しろやま2号の旅再び~風雨雷鳴の丘~

南の水平線に光が走り、喜界島にかかる黒い雲の姿が現れる。
それははるかかなたのことであったが、それは恐ろしい勢いでこ
ちらに向かってきた。

あーーまた雨か・・・まあ仕方ないか・・・・
そのうちごろごろという雷の音が伴っていることに気がついた。
あーー雷だあ・・・・うん?・・・ここは丸い丸い牧草だけの丘の
上にテントが張ってあるわけで、雷にとってとんでもない標的
ではないかい。

まずい・・・・でもがんばる・・・怖いことなんかない・・・逃げるもんか

そのうち黒い雲は上空を覆いつくし始めた・・・そして雨が降り出す。
そして風だ・・・「ごろごろ」遠くで「雷が鳴る・・・・・・・・・・・・・・・

ますます雨と風が強くなる・・・テントがばたばた揺れる・・・・・・・

うーーーーこんなことで負けるものか、ここで逃げたらすべて終わりだ。
僕は逃げない・・そのために今までがんばってきたんだ・・・・

もし雷に打たれたらそれは僕の運命だったんだ・・・・僕はいのちを
賭ける・・・・・・・・・・・

風雨はますます激しく雷の音も近くなり、光が走る・・・・・・・・・・・
テントが飛ばされそうになり、内側から押さえる・・・・・・

雷の音がどんどん近くなる・・・がらがらがらあああ・・・ドーーン・・・

僕は逃げない・・死んでも逃げない・・・・・・・

天のいかづちがそこまで来ていた・・・・・・・・・・

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2006.05.02

しろやま2号の旅再び~牧草の丘~

光あふれるゆったりとした時が流れる・・
毎日、ゴムボートに荷物をつんで入り江を回り次の野営地を
を見つけてはテントを張る。
夏もお盆を過ぎて土用のうねりが出てきて夜はちょくちょく雨と
風が出てくるようになりそろそろ潮時だ。

明日は大阪へ帰ることにする・・最後の野営地は見つけておいた
最高の場所にすることにしよう。

そこは坊の岬の先端より少し南側、高さ10mぐらいの丘になった
岬になっていて牧草だけが生えていて丸い丸い美しい場所だ。

その上にテントを張れば最高の絵となるのではないか・・・・・・
日が落ちる前にテントを設営する・・・・・あーーー見事な風景だ。
丘の下へ降りては黄色いテントを眺め写真に収める。
やがて夜になり、テントの中に灯りをともす。

テントが満天の星の下鮮やかに浮かび上がり、夢のような姿。
あーー人生はなんて素敵なんだ。僕はこのゆったりとした穏やかな
時を生涯忘れないだろう。

生きているということ・・・生きてきたということ・・・・・生きていて
良かったんだということ・・何かに許されたのだということ・・・・・・・・

丸い丸い丘の上に灯りに浮かび上がった黄色いテントの中で横に
なり、開け放った入り口から満天の星を眺め悠久の時を思い僕の目
からも星のしずくが落ちた。

はるか南、星空にかすかに浮かぶ喜界島にかかる雲があった。
その間に光が走る・・・・そして恐ろしい速度で向かってきていた。

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2006.04.27

ホリエモン保釈!

ホリエモンが保釈された・・・
精悍な顔・・気取りのないすばらしい顔だ・・・うーーん決意の程が窺える。
がんばってほしいよなあ・・・・・

きっと新しい展開を見せてくれることだろう。
若者に本物のパワーをもっともっと見せてやってほしい。

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2006.04.25

しろやま2号の旅再び~太陽がいっぱい~

岬の朝はすがすがしい光に満ちていた。
小鳥がさえずり、打ち寄せるさざなみはいのちの鼓動。

水平線のかなたに小さく鬼界島が見える。空は晴れ渡り
日差しがきらきらと海面に揺らめく。
Kaigan2

水中銃を手に海に入る・・・海は澄み渡り南の魚が色とり
どりに群れ泳ぐ。

美しい・・・・時折、大きな魚影が前を通り過ぎる・・・
ただ大きすぎて銛で打ったらそのまま深みへ引きずり込
まれそうで、少し不安・・・・・・そこそこの魚に狙いを定めて
発射・・・まあそんなに魚はとろくはなかった、水を得た魚の
ごとくすばやい。

何時間もかけて小さな魚も含めて数匹をとり、昼食の用意だ。
湯が沸き、魚を焼き、腹が膨れると、ギターを弾き読書三昧
テントでまどろみ、また海に入る。
ゴムボートで入り江を回り探検だ。

あーー満ち足りた時間が無限に続くかのように僕は大自然に
包まれて、幸せな時を過ごしていった。

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2006.04.20

しろやま2号の旅再び~坊の岬牧場~

汽車を乗り継ぎバスに乗り換え坊の津のおじさん宅についたのは
夕方が迫っていた。
わあわあ集まる親戚中の人たちにあいさつもそこそこに一人岬へ
向かう。

決して心配は要らないから打ち捨てておいてほしいと言い残して。
1時間ほどあるいて程よい入り江にたどり着き、あわただしくテントを
張り夕餉の支度だ。

火を起こしもらってきた水で湯をわかす、その頃開発された湯で戻す
ごはんと漬物で腹ごしらえがすんだころ夕日が落ちる。

焚き火を見つめ寄せる漣の音に耳をすませる。

嗚呼生きていること・・・何もかも捨ててきたという思いと心の中には
いっぱいの力を蓄えてきたという思い・・・・・孤独だと思っていたけど
いつのまにかたくさん友達が増えて、むなしく過ぎた6年前の旅とこの
旅の途方もない経験・・・・焚き火の光が未来への希望の光となって
僕を照らす・・・・・・・・・大自然のやさしさが僕を包みまどろむ・・・・・


ひゅんひゅんひゅん・・・・・・・・
1965年8月・・・・

僕の家の前に黒いクラウンが来たのは不思議なめぐりあわせだった。

次の週末同期の仲間と日本海へキャンプに行く予定であったが共有の
テントが柳君の家に行っていたままだったので、晃三たちが車で彼の
家にとりに行って、そこで通夜が営まれていることを知った・・・・・・・・・
事実を知りあわてて親友だった僕に急報、連れに来たってことだった。

その週末同期会のキャンプは予定どおり行われ僕も日本海にいた。

仲間から離れ一人離れた海岸で寝転んで僕は不思議な光景を眺
めていた。

30前後の男が岩場の小さなテントの横の日よけの下で何か書き物
をしている。
しばらくすると、手を休め、足ひれをつけ、水中眼鏡にシュノーケルを
つけ、水中銃をもって海に入っていく・・・
なんどかもぐり、やがて30センチもあろうかという魚をついてあがってく
る・・・それを岩場に転がし又書き物に没頭する。

それは別世界の出来事のように思える不思議な光景であった。
そのように生きる人もいるのだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ひゅんひゅんひゅん

日はとっぷりと暮れていた。焚き火を眺めながらわれに帰った僕は
ボートを取り出し、膨らませる。
分解していた水中銃を取り出し組み立てる。

満天の輝く星星を見ながらギターを枕に横になり、しずかに寄せる
波音を聞く・・・・
やさしい自然に抱かれた僕はいつしか深い眠りについた。


~続く~

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2006.04.19

しろやま2号の旅再び4

席にはじめからいた彩さんに声をかける。

「どちらまで行くの?(^_^)」

「熊本ですう(^_^)」
「どこまで?」
「あっ僕?終点鹿児島あ」
「えーーー遠おお!」

「旅行?」
「帰省・・夏休みだから・・」
「そうなんだ、ってことは学生や」
「そう」
「どこの大学?」
「東京の芸大」
「うわーー芸大・・芸術かかあ・・絵え書く?」
「えーー違うよはははは」

隣の恭子が割り込む

「えーーーピアノ弾くううう?」
「まあそんなとこかなあ」
「すごいい」かっこええなあ」

「お二人は夫婦?そんなことないか恋人?」

「えっ?ああ、そうそう逃避行・・駆け落ち・・」
「えーーーーうそようそよこの汽車ではじめてあったあ」

「はははは」
「くすくすくす」
「ふふふふ」
「わーーーー」
4人が一気に打ち解けていく。

それからの4人は恋愛論、社会時評、人生論、多岐にわたり
話が弾む・・
恭子は宇部までお盆休みで帰省、神戸から乗った涼子はスポ
ーツ店に勤めていたが恋に破れて岡山の実家へ帰る。

生涯結婚はしないと思いつめていた・・・・
身の上話を聞いたりそれぞれの人生観を語ったり気持ちが
高ぶっていく、泣き出すものまで出たり、それでも4人はもっと
未来を見つめて生きていこうと結論を得る・・・岡山に着き
彩が汽車を降りるときは残った3人は窓から身を乗り出すように
手を振り、必ずいい恋をするんやでええ、結婚しいやああああ
と100年の友のごとく別れを惜しんだ。

その空間は不思議な空間であった。
まったく違う人生を歩いている若者が偶然乗り合わせた汽車で
ひと時の人生を共有し、それまでの人生になかった素敵な出会
いを知り、そしてまた一人一人が新たな旅に出る。
宇部で恭子が降り、熊本で彩が降りる、それぞれがまた別々の
人生を歩みだす・・・いつかまた出会うことがあるのかもしれない

でもそんなときを必要としないほど語りつくしたたびであった。
それは4人が35年の時空をタイムスリップしその空間に集合した
のかもしれない、それほど共感し未来を信じあう心の友となったの
だった。

熊本で彩を見送り、僕は深い充足感に満たされ深い眠りにつく・・・
6年間の激動の時間が今やっと答えを示してくれたように思えた。
間違っていなかったのだ、そう心から思えて深い深い眠りに落ちた。

明日 旅に出ようと 思います
生きている唯一の 証は
私の心の中にこそ あるんだと

心から笑うことが 幸せ なんだと
あなたとの出会いでそれを知り そして愛も
明日 旅に出ようと 思います


汽車はそんな僕を乗せて深夜の九州を南へ南へ驀進していった。

~続く~


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2006.04.18

しろやま2号の旅再び3

3時に出たしろやま2号は山陽道を西へ向かう。
最後部車両の連結部にたくさんの荷物を床に置き
夏の暑さに耐え深田恭子似の女性のミニスカート
を眺めたり・・・・・

そのとき前の車両から車掌が客をかき分け、僕達の
ところを通り過ぎながら声をかける。

「前のほうの車両すいてますよ!(^_^)」

「あっ!そうですか(^_^)」

その瞬間僕は深田恭子の大きな荷物を抱えていた。
「行きましょう(^_^)荷物持ちますから」
僕の荷物は置いたまま前の車両に向かいだす。
あっけにとられるように見ていた彼女はわれに帰り
残った荷物をもって僕についてくる・・

人を掻き分けどんどん前の車両へ向かう。
必死についてくる彼女・・・・・
やがて車両ごとにすいてきて一番前の車両で
20才ぐらいの上戸彩似の女性が一人腰掛けている
BOX席があった。

「あっ!ココあいてます?(^_^)」

「あっはい」

網棚に恭子さんの荷物を乗せ、彼女を席に座らせ
僕は元の車両に自分の荷物を取りに戻る。
最後尾までもどるが込んでいるので一度にもてなく
2度往復して荷物を運ぶ。

運び終わってふーっと息をついたとき汽車は神戸
についた。

乗ってくる客・・中に一人篠原涼子似の21,2歳の
女性が大きなボストンをかかえやってくる。

「あっここひとつあいてますよ(^_^)」
かまわずボストンを取り網棚に乗せる僕」

「あすみません・・・」

偶然男は僕一人に女性3人の6年前のしろやま2号
のたびと同じような組み合わせとなった・・・・はははは

忘れえぬ旅の始まりであった。

~続く~

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2006.04.17

しろやま2号の旅再び~旅立ち~

1971年8月・・・
前の旅から6年が経っていた。
立ち止まったらすぐ息が止まるかのように突っ走ってきた。

時代は大きく変化していく。
70年安保60年よりも激しく荒れた。梅田や新宿で電車が燃え
大学に機動隊が乱入した。
初めて騒乱罪も適用された・・そして何事もなかったかのように収束
して行った。
ベトナム和平が実現しても残された傷跡は深く、若者のこころは
沈殿していった。

人間は何をしておるのか・・・・猛烈からビューティーフルへと意識
の変化を喧伝するマスコミに若者はなすすべもなくただ怠惰な日々
へと埋没して行った。

この団塊の世代の若者達が目指したものは何だったの
だろうか・・・夢見た世界を実現したのだろうか・・・・・・

明日 旅に出ようと 思います
生きている唯一の 証は
私の心の中にこそ あるんだと

心から笑うことが 幸せ なんだと
あなたとの出会いでそれを知り そして愛も
明日 旅に出ようと 思います

僕は再びしろやま2号の旅に出る・・・・・・
親戚の経営する坊の岬牧場は岬一帯に牛が放牧されていた。
美しい岬のたくさんの入り江は格好のキャンプ地のようで僕は
そこで1週間をテントで暮らそうと思ったのだ。

ゴムボート、水中銃、フォークギター、本、食料、テント・・
たくさんの荷物を抱えて、しろやま2号に乗り込んだ。
お盆前の帰省客で超満員で、客室のほうへ入ることも出来ず
僕は車両と車両の間のデッキで荷物を抱えてたったまま汽車は
大阪駅を出て行った。

そこにミニスカートの22,3歳ぐらいの素敵な女性がたくさんの荷物
と共に立っていた。

さあ旅が始まる・・・・・・・

~続く~

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2006.04.14

しろやま2号の旅~再び~

高卒で就職して無我夢中で働いているうちにいろいろな
人生の事象に遭遇して、やっと自分の意思で生きてやろうと
思ったときもう10年がたっていた。

不平不満はもうやめだ。
これからはすべて自分の責任だ。
赤信号をわたってみよう自分の心が見える。
駅のホームで「マリアッーーゲラウエイ!ーーー」と
叫んでみよう。そこにはなにがあるのか。

一度僕はぶっこわす・・・まあそんなかんじだったなあ。
そして一度セールスマンを経験してみようと思った。

放浪のたびから帰ってルートセールスマンに応募するが
なかなか採用されない、技術者上がりですでに28才、
企業としても即戦力で使えないものは採用したくないの
だろう、その日も職安から紹介された企業に面接に行く
職安の玄関を出たとき中年の男に声をかけられた。

「あーー仕事さがしてるんですかあ(^_^)」

「あはい・・」

「営業の仕事やってみないですか?」

「エッ!やってみたいんです!」

「よかったちょうど・・梅田であたらしい営業所を開設していい人材を
探しているんです。。今から事務所に行きましょう、支店長が面接
しますから。。君なら大丈夫ですよ。行きましょう!」

道すがら聞くとミシンのセールスマンの募集であった。
セールスに関する本は数冊買い込んでいたりして、ミシンのセールス
は怖くて、配達が主のルートセールスでもと思っていた僕は事の成り
行きに抵抗することも出来ずリッカーミシンの梅田支店に行き簡単な
筆記テストと支店長の面接を受けた。

即採用が言い渡された・・・まあ完全歩合給のミシンセールスマンは
基本的にだれでもなれたのだが、新規に開かれた梅田支店は、西日本
の営業所の幹部養成施設として機能していてその幹部候補生が僕をリクル
ートした林主任であった。

やるしかないと決意したがその前に1週間ほど田舎に帰ってくると
言い残し、僕は再びしろやま2号の旅に旅立った。

夏も盛り、それはまたしても生涯忘れえぬ旅となった。

しろやま2号の旅~再び~プロローグ完

*しろやまという列車は大阪から西鹿児島までの汽車で当時20数時間
のたびであった。今調べてみると2号という列車は存在しないようである。
のぼりは201、くだりは202と列車番号はなっているようなのでそれの
何かの思い違いかもしれないが記憶のなかの「しろやま2号」は確かに
僕の心に存在するのでそのまま使用することとした。

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2006.04.09

そしてあした旅に


小さな町に生まれ育った 私には
毎日の寂しさに 耐えることが
生きることだと 信じていたし

青春が自分のものとは 思わなかった
微笑みはただ言葉で知り そして愛も
明日 旅に出ようと 思います


■まあしかし人生というのはしたたかな部分
があり思ったようにはいかないもんだ。
そしてそれに翻弄されているときはますます
わけわからなくなったりして、途方にくれる。
どうしたらいいのかさえ見えなくなってきてただ
とぼとぼ歩くのみだ。

風が秋を告げ私に教えることは
時の流れを知ることと
ひたすら待つことだったのでしょうか

あなたを知ることはついに できなかった
微笑みはただ言葉で知り そして愛も
明日 旅に出ようと 思います

■そんなときを過ごしてやっとその意味がわかる
ことがある。
そんな時期はだれにも必要なのだった。
だからこそあたらしい旅に力を与え苦しいことさえ
喜びとすることができる。
それを喜びとするかどうかは心が決めることだ。

明日 旅に出ようと 思います
生きている唯一の 証は
私の心の中にこそ あるんだと

心から笑うことが 幸せ なんだと
あなたとの出会いでそれを知り そして愛も
明日 旅に出ようと 思います

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そして明日旅に(ブルースバージョン)
             曲musuke 詩liberty
band I
vocal b-harp musuke
guitar kitaro
base forte
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しろやま2号の旅~再び~

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